
ズッキーニは、人口受粉が必要な作物で、直播から40日程度で開花が始まる。
5〜6月になると、毎朝8時くらいまでに受粉作業をする。
しかし、雄花と雌花の開花バランスが悪いと、雌花が開いているのに、受粉できる雄花がないということが起きる。
逆に、雄花ばかりで、雌花が一向に咲かないことも多い。
そのため、ベテラン農家の方からは、ズッキーニは、最低8株は植えるようにとのアドバイスを受けていたが、小さな畑では、それだけのスペースは取れない。
年によっては、せっかくの雌花をほとんど無駄にするアンバランスも起きる。
この原因は、明確な科学的根拠はないとされているが、少ない経験の中でのいくつかの気づきをあげてみた。
雄花と雌花の開花バランスが崩れる原因
一般的に、成長初期には株の体力がないので、雄花が多い傾向があるようだが、
昨年は、まだ苗が十分な成長をしないうちに雌花が次々に咲き出し、雄花がない状態が続いた。
結局ほとんど収穫に至らず、後半は、雄花ばかりが咲いていた。
これは、狭いスペースに多くが発芽し、間引きをしなかったことが大きな要因だと思われる。
雌花ばかりが咲く要因に、株の成長不足やストレス、肥料の過不足、気温などがあげられる。
自然農で始めたばかりの圃場は窒素分が少ない。
その上、株が多すぎたことで窒素不足が加速し、早く子孫を残さなければ=実をつける生殖成長へと移行したのではないかと思う。
肥料や水分が多すぎると株が成長しすぎて雄花ばかりが咲くことがあり、逆に少なすぎると雌花が咲きやすくなるようだ。
雄花が咲かない時の対処法
雄花は、1〜2日は保存が可能。
雌花がない場合は、開花の前日や早朝に摘み取り、タッパーなどに入れ、冷蔵庫の野菜室で保存しておくと使える。
また、ズッキーニはカボチャの仲間なので、カボチャの雄花でも交配ができる。
今年も、雌花が最初に咲き出したので、最初の雌花はあえて摘果した。
株が小さい場合は、最初の実は摘果するか、小さくても早めに収穫する方が、後の花付きがいい気がする。
受粉のやり方

この花が雌花。後ろにある実の上に萎んだ花がついているのも雌花。
その間にある、細い茎に固い蕾がついているのが、雄花。
この雄花の花びらを取り、その中心の花粉を、雌花の先につける作業をする。
これで、ほとんど実は大きく成長していく。
ズッキーニは、この受粉作業さえうまくいけば、育てやすく、収穫しやすい野菜で、暑い夏には、オリーブオイルでソテーし、塩胡椒だけで美味しく頂ける。おすすめの野菜。
