キエーロとは
正式名称はバクテリアdeキエーロというようですが、そもそもは、葉山にお住まいのご夫婦が10年かけてたどり着いたコンポスターの最終形。
「毎日出る生ゴミをなんとかうちで処理できないものか?」と試行錯誤の末にたどり着いたというものです。
土と太陽と風の力で生ゴミを分解するという極めてシンプルな方法が、結局いちばん効果的だったということ。
今では多くの自治体も推奨しています。
「キエーロ」は3〜4日分の生ゴミを土中に埋め、バクテリアの力で分解していくシステム。小さいスペースで試しているが、匂いもなく分解も早い。
長く実践している方たちの評価も高く生ゴミ処理の仕方としては、知る限り最良な方法だと思うので、特に、直置きする土のある方にはおすすめです。
なんとか完成!でも色々失敗。
そもそもは、コンポストの必要性を感じてネット検索していたら、菜園用に作った木枠とそっくりなものがでてきた。???これは何?・・・で調べたところキエーロというコンポスト。
なかなかいい!使っている人の評価も高い。
この木枠に蓋をつければOKくらいに思っていたが、大きすぎてポリカーボネートのサイズがなかったことと、小さい菜園の4分の1を生ゴミ処理器で埋めてしまってはさすがにもったいないので、透明のポリカーボネートの一番小さなサイスに合わせて横幅85センチ ✖︎ 奥行き60センチの大きさで仕上げました。
波板の使い方が逆なのだが、今回は波板裁断をしたくなかったので、そう問題もないだろうということで良しとしています。
慣れないことで試行錯誤。
完成度の低さで、写真をアップするのもはばかられますが、
一応参考までに。こんな失敗しないでね!という意味で役立ててください。
サイドの傾斜がつきすぎ。蝶番取り付け板の厚み分3センチが頭に入っていなかった。
本家「葉山キエーロ」ではサイドの傾斜は8センチ程度となっている。
背面も本家では閉じてある。空気孔としての開きは両側面の8センチの傾斜のみ。
この辺りが影響があるのかないのかが定かではないが、少なくとも冬場は、冷たい空気が入りすぎると発酵が進まないことにはなる。
蝶番の付け方も逆だった。
ペンキのパッチは途中でなくなり取りあえすあるもので仕上げた。
サイドの傾斜がつきすぎているので、少なくとも背面はとじたほうが良さそう。
赤茶の色は流石に嫌なので塗り直します。
完成してしまえば、こうしておけばもっと簡単だったのに〜 という気づきがたくさんで、今もう一個作ればスムーズにもっといい完成度で仕上げられそう!
で、次の時のための備忘録も兼ねて作り方をアップしておきたいと思います。
これは土に直接置くタイプのもので、マンションのベランダ用にはもう少し深くないと使えません。
底板も必要です。
材料
波板を切るのは面倒なので、波板サイズに合わせた大きさにします。
波板が65 ✖︎ 91センチ企画のものを使っているので、周囲を2.5〜3センチ残して
本体の大きさは60 ✖︎ 85センチ としています。
材料
・フタ部分
ポリカーボネート波板 65 ✖︎ 91センチ 無色透明のもの(太陽光が必要なので必ず) 1枚
・ポリカーボネートを取り付ける木枠
2センチ ✖︎ 2センチの角材 ちょっと心もとない気もするが、素人には釘が打ちやすいし、
フタが重すぎるのも嫌なので。
85センチ ✖︎ 2本
60センチ ✖︎ 3本
・本体足
3 ✖︎ 6センチの角材
前足 34センチ ✖︎ 2本 (4センチは、土に埋める足の分)
後ろ足 39センチ ✖︎ 2本
(5センチ差ですが、これに蝶番取り付け板の厚みの3センチが加わり
計8センチの傾斜がつきます。)
・後ろ足の上に乗せて蝶番を取り付ける角材
3 ✖︎ 3センチの角材
85センチ ✖︎ 1本
・箱の前面/背面・側面板
30センチ幅 厚み1.5センチ程度
側面60センチ長さをで ✖︎ 4枚
前面/背面 85センチ長さで ✖︎ 4枚
・背面のあきをなくすための板
5センチ幅・厚み1.5センチの板を85センチ長さで ✖︎ 1枚
・蝶番 1対 4センチ程度 ネジ付き
・釘
2 ・ 3 ・ 4センチあたりの3種類
・波板用のクッションゴム 13ミリ程度の丸いゴム真ん中に穴。
このタイプしかなかったのでこれを使いましたが、 他にもあるはず。ゴムタイプは耐久性はどうなのかな?
・木材の劣化防止のためのペンキ
ディープブラウンにすると景観にも馴染んでセンスよく上がります。
作り方
作り方
①板、角材を必要な長さに切りそろえる。
ここを間違えるとまた買いに行かないといけないので慎重に!
②それぞれにペンキをを塗って乾かす。
③まず、前面板を前足に貼り付ける。
次に、背面板だけは足の内側に貼るので間違えないように。
角材の上から5センチを残して貼ることも忘れずに。
両側面を貼り、箱型の出来上がり!
④背面足に蝶番取り付け用の角材を上から打ち付ける。
⑤蓋の木枠を作り、蝶番を取り付ける。
⑥木枠にポリカーボネートを取り付ける。
⑦蓋と本体を蝶番で繋ぐ。 〜完成
材料・作り方にミスがないといいのですが、参考にされる方がありましたら、自分の頭の中で一度シュミレーションして確認の上お使いください。
作り方は他にもたくさんあがっているので、いろいろ検討の上製作下さい。製品として販売もされているようです。
効果の程は実証済みなのであとは2~3日に一度埋め込んでいくだけ。楽しみです!