今年は、少し早めに種を蒔いた。
ここ数年、気温の上がり方が早く、播種のタイミングが遅れがちだったからだ。
今年は先に動いた。
しかし思ったようにはいかなかった。
これまで直播一択を通していたが、ポット蒔きの必要性も感じていたので、3月に入り、なんとか土を集め、ポットに果菜類の種を蒔いた。
落花生とズッキーニは、例年より1週間ほど早めに直播きをした。
どちらも、多少の保温は施していたが万全ではなかったようだ。
発芽率、ほぼ0%。
落花生とズッキーニはこれまで100%の発芽率だったので、信じられない思いで待っていたが、結局、発芽することはなかった。
夏場に畑に何もないのは寂しすぎる。果菜類は苗を買って植え付けをし、落花生は蒔き直。
振り返ると、今年の春は遅かった。
曇りの日が多く、なかなか気温が上がらない。5月の連休明けに、ようやく春らしい陽気になった。
調べてみると、4月の平均気温は15度程度、最高気温でようやく20度に届いていたので、体感通り、肌寒い日が続いていたことになる。
昨年とは、1度に満たない程度の差だが、一昨年と比較すると3度以上も低い。
自然を読んでいたつもりだったが、高温化が早いという思い込みがあったようだ。
自然は毎年違う。また、同じ県内でも地域差も大きい。
自分の肌感覚を大事にするべきだった。
自然農というと、おおらかで手を加えないような印象があるが、実際には、もっと繊細な調整が必要となる。
特に、発芽の段階では、わずかな温度の違いが、そのまま結果に出る。
今回のことで、いくつか見えてきたことがある。
育苗のための環境を整えておくこと。
マルチ用の草や資材を、あらかじめ用意しておくこと。
そして、作業のタイミングを逃さないこと。
どれも当たり前のことのようでいて、整っていなかった。
発芽しなかったことで、土の状態や気温の影響を、これまでより強く感じた。
土は、まだ春ではなかった。
