筋肉量を増やすには朝のタンパク質
筋肉量が少なくて気にしている人が、私自身を含め周りには結構多い。
先日、「ガッテン!」というテレビ番組で「朝食にしっかりタンパク質をとらないと筋肉量が増えない。」という情報が出ていた。
マスコミの情報で右往左往するのも好まないが、「朝食にタンパク質を多く含む食事を取ることが、筋肉の増加に効果的であることをマウスの実験で確認した」という早稲田大学時間栄養学研究チームの発表も目にしていたので、ちょっと気になった。
平均的な1日のタンパク質摂取量は60g程度とされているので、一食20g以上を目標値にすればいい。
私は、2021年の初め頃からアダムスキーの食事メソッドを実践していて、これまでになく快調=快腸なので続けている。
ファスト食にしていた朝食を、タンパク質20gを目指して試行錯誤してみたが、なかなか難しい。
ファストの食材ででタンパク質を取れるものといったら牛乳くらい。
その中でもスキムミルクが一番タンパク質値が高いので、結局、スープにたっぷり目のスキムミルクを加えるくらいしかできなかった。
朝食でタンパク質を20gを取るにはファスト食ではなかなか難しいという結論。
朝食でタンパク質を20g↑取るにはスロー食しかない?
スロー食にするとタンパク質20g↑は簡単に取れる。
特に和食の素晴らしさは、数字にしてみると一目瞭然。
和朝食メニューの定番食品のタンパク質量
食品名 | g数 | タンパク質量 |
玄米 | 100g | 4,1g |
白米 | 100 | 3,5 |
味噌汁 | 240 | 5,5 |
納豆 | 50 | 8,25 |
卵焼き | 70 | 7,56 |
ポーチドエッグ | 100 | 12,3 |
青菜胡麻和え | 55 | 3,3 |
アジの開き | 80 | 19,68 |
銀鮭 | 80 | 20,16 |
イワシ丸干し | 80 | 36 |
ししゃも | 80 | 19,44 |
しらす干し | 5 | 2 |
焼きのり | 3 | 1,24 |
だいたい一食に食べるであろう量を基準にしている。
味噌汁の具材は、大根・わかめ・とうふの場合。
やはり、和食だと難なくたんぱく質20g以上を取れる。
朝忙しくて時間をかけられない暮らしであれば、ご飯と味噌汁に卵を落としただけでもOK。タンパク質量は白米でもtotal21,3g。
ご飯も味噌汁も前夜に準備しておけば、朝は卵を味噌汁に割り入れるだけ。ポーチドエッグが簡単にできる。
ご飯・味噌汁・納豆にしらす干しと焼きのりをトッピングしてもいい。
マクロビであれば、玄米ご飯・味噌汁・納豆・のり・茹でておいた青菜にごまをたっぷりかけて食べれば十分。
自在に組み合わせられる。ただし、和食の注意すべきは塩分。
上記のような簡単なメニューであれば問題ないが、干し魚はタンパク質量も高いが、塩分も高い。半量くらいにして、青菜には醤油数滴、ゴマをたっぷりかけて食べるなどちょっとした意識が必要!
洋朝食メニューの定番食品のタンパク質量
食パン6枚切り | 60g | 5,4g |
ゆで卵 | 60g | 7,74 |
プロセスチーズ | 17 | 3,85 |
カマンベールチーズ | 15 | 2,86 |
クリームチーズ | 15 | 1,23 |
ピーナッツペースト | 15 | 3,09 |
茹でブロッコリー | 30 | 1,05 |
豆乳 | 180 | 6,48 |
牛乳 | 180 | 5,94 |
アボガド | 50 | 1,25 |
あずき | 50 | 4,3 |
ピーナッツペースト | 30 | 8 |
鳥ササミ 1本 | 50 | 11,95 |
洋食の場合も野菜スープは常備しておくとバランスが良くなる。
雑穀や豆類を入れた野菜スープであれば、ゆで卵とチーズあたりをつまめばOK。
更に、ささみ入りの野菜スープにすれば、パンを浸す程度で十分な朝食となる。
スープは、ありものの野菜(皮や端切れ野菜もこの時使う)で3日分くらいを作り置きしておくと効率的。
味噌汁は出来立てが美味しいが、野菜スープは次の日のほうが美味しかったりする。
ブレンダーでポタージュ化するとさらに美味しく、一食分づつ小分けして冷凍しておくと、ちょっとしたおやつや前菜がわりにもなる。
スープがなくても、前夜にゆで卵を作って、殻まで剥いておけば、牛乳か豆乳+ゆで卵+茹でておいたブロッコリー+チーズあたりをつまめば十分だ。
マクロビであれば、
雑穀・豆入りの野菜スープに豆乳を加え、玄米パンにピーナッツペーストやあずき麹をトッピングすれば幸せな一品!
ちょっとだけの段取りで健康にも経済にもメリット大!
まとめ
暮らしは、それぞれに状況が違うので、時間に余裕があれば問題ないのだが、子育てや介護に手を取られる時期は、働き盛りでもある。
体をなんとか維持するので手いっぱい。炊事に時間を取る余裕などないのも現実。
自分を振り返っても、あの忙しい時期、もう少しうまくやれなかったのか・・・!という反省がいくらでも湧いてくる。
忙しい時ほど食生活が要になる。
その気になってちょっとだけ頑張って段取りしておけば、外食したりお惣菜を買いに行ったりするよりずっと楽。
1日に必要な栄養素量と個々の食品の栄養価をざっくり把握しておくと、基本的な食生活を段取りしておける。