ふんわり柔らか春キャベツの美味しい季節。
キャベツはビタミンC/ビタミンUが豊富で(カリウムやビタミンK,食物繊維なども含みます)
特に胃腸の粘膜の新陳代謝を活発にしてくれます。
ビタミンUは必須成分ではないのですが、アミノ酸の一種で抗潰瘍性機能があり、胃腸薬の成分になっていますね。
キャベツは、通年ものになっていますが、なんといってもこの時期のものは甘くて柔らかくて格別の美味しさ!
美味しい、栄養豊富、しかもとてもお安い、毎日食べない手はありません。
ざっくり切って何かと合えるだけでも無数の一品が出来上がります。
昔通ったカウンターだけの、炭火焼の焼き鳥屋さんでは、大きめにちぎったキャベツが寿司桶に山盛りで出てきました。
みんなで回しながら食べ放題!
まず大きなプレートにレモン酢(レモン汁を効かせた秘伝のタレ)が入って出てきます。
キャベツを自分のプレートに取り、タレにつけて食べながら焼き上がりを待つのです。
美味しくてヘルシーで、いつもお店は満席状態。外で待ってでも食べたいお店でした。
キャベツの食べ方いろいろ1
キャベツはまずは生食。酵素やビタミンを取り込みます。
でも、和え物はさっと湯に潜らせたほうが口当たりも良く甘味も増します。
炒め物もさっと煮も美味しいんです。
ささっと簡単、春キャベツレシピ
千切りしてドレッシングで合えるだけサラダ
ドレッシングはオリーブオイル+塩麹(塩でもok)+お好みの酢で。
ディジョンマスタードなどを加えてもOK
くるみ/アーモンド/カシューナッツなどを砕いて加えてもおいしい。
*このサイトではアダムスキー式食メソッドを実験中なので、トマトや果物は加えません。
ざく切りして塩麹or塩少々で合えて1時間ほど置くだけ浅漬け
①1〜2センチ程度の太めのせん切り、あるいは3センチ角ぐらいの大きめでも良い。好みの大きさに切って、
②塩少々、または、塩麹(自家製の場合は、仕込んでまもなくの上澄みが塩気がまろやかで一番美味しくできる。軽く絞るだけでOK)で和え、暫く置く。
③好みの塩味がついたところで水気を絞りきって、おかかやすりごまたっぷりでいただきます。
塩味が強くなりすぎていたら、軽く水で流す。
春キャベツの黒胡麻和え
①黒すりごま/大さじ2・醤油/小さじ1弱 ・バルサミコ酢 or 黒酢/大2 を合わせておく。
酢を使わずごまに醤油を垂らすくらいであえても美味しい。
②キャベツ200g・人参30g・しめじ30g 人参は細千切り、キャベツは大きめざく切り。
③お湯が沸騰したら塩を一つかみ入れ、まずしめじを入れ、再び沸騰したら人参、キャベツの茎、葉の順に入れる。
④2分程度でざるにあげ、水気を切りながら手早く冷ます。キッチンペーパーで軽く押さえて水気をとっても良いが、熱いまましばらく放置すれば程よくなる。
水にさらしたり手で絞ったりしないので、余熱も考慮に入れ食感が残るくらいの湯どうし。
⑤熱がある程度抜けたら軽く水気を取り、和えてもいいが、ソース別添えで和えながら食すほうがきれい。
黒すりごまに醤油をたらすだけも美味しいし、お好みで生姜汁(orすりおろしor乾燥粉末)を加えてもOK
*ここに、カリッと炒めたしらす、くるみなどのナッツ類、もやしなど他の野菜も加えると、栄養バランスもグッと上がります。
*春キャベツ200gというのはだいたい1/4個程度。ひとりでペロリとできる量ですが、脇役としては2人前でしょうか。
*2〜3食分を湯通しておき、次の日の朝の付け合わせや、味噌汁の具、
お弁当や夕食などに別バージョンの一品にするなど効率的に使えます。
*黒胡麻は、買ってきたら一袋全部を軽く炒って(炒りごまでも)ミルやすり鉢で深めにすり、冷凍保存しておくと便利。酸化が抑えられ、香りも残ります。忙しい方は練りごまも便利です。
春キャベツ・しらす・人参の卵とじ
春キャベツとしらすは、オリーブオイルorごま油少々さっと炒めて味調整するだけで美味しい。人参やきのこを加えると栄養バランスが上がる。
*ニンニクや生姜のみじん切りをオイルに加えて香り付けしてから炒めてもOK
*それだけでもいいし、最後に卵を回してとじても良い。軽く塩だけで。
*お菓子作りは分量キッチリ!科学的?思考でやるものですが、お料理は感覚的なもの。
それに個々人で味覚が随分違うので、(日々食べるもので味覚はどんどん変わってきます。できるだけ薄味に)材料も味も感覚的にやる習慣を身につけたほうが日常的。
というわけで、そもそも調味料は数滴たらす程度なので分量を計ったこともなく、ヒント程度のレシピですが、ご自分の感覚でどうぞ。
上記は、アップするからにはきちんと計ることも必要かと思い、時間や分量を測ってみました。
春キャベツとあさりのさっと炒め
①あさりは塩水につけ砂抜きしたらよく洗い、水からいれて沸騰させます。あさりだけ半分ほど取り出しむきみにします。
②春キャベツとむき身のあさりをごま油かオリーブ油でさっと炒めて軽く塩味。和え物にしてもいいですよ。
*鍋に残した汁とあさりは味噌汁に。
味噌汁は翌朝用。一晩置いたほうがあさりのお出しが濃厚になって美味しいんです。
あさりの味噌汁は、むき身にして玉ねぎ、人参、きのこ、キャベツなどと一緒に具沢山味噌汁にしても栄養バランスが良くて美味しい。
春キャベツと新玉ねぎと牛肉のさっと煮
材料春キャベツ・・新玉ねぎ・牛肉・きのこ・生姜
①まず、オリーブオイル少々(小さじ1程度かな)に生姜千切りを加え香りを出したら
肉をよく炒め、ざっと火が通ったら、
②一旦火を止め、少しだけ甘みを加え全体に絡める。 砂糖or水飴、みりん、甘麹などあるもので。
③さらに醤油(大さじ1程度)とだし汁or水少々を加え、焦げない程度の火加減で味を絡める。
④肉に火が通り味が絡んだら、肉だけ一旦取り出す。
⑤多少煮汁の残ったその鍋に玉ねぎときのこを入れ、蓋をして蒸し煮。焦がさないよう中弱火で。ここで玉ねぎときのこの水分が出てくる。
⑥火が通ったらキャベツと肉を加え味を調整してさっと火を通す。
ご飯に合います!牛肉はほとんど食べたいと思わないのですが、
これだけは毎年食べているような気がします。
春キャベツとシーフードのパスタ・ バジル味
材料
キャベツ、ニンニク、イカ・エビ・帆立など、きのこ類などあるものいろいろ、
ブロッコリー、セロリなどもあれば、オリーブオイル
バジルペーストがあると簡単で美味しくできる。乾燥バジルでも可。
作り方
①パスタ用のお湯を沸かす
②キャベツは大きめのざく切り、にんにく一かけは薄スライス。
他の野菜も適宜切り分ける。
*キャベツは炒めないでパスタと一緒に茹でるので別にしておく。パスタのゆで時間の3分前に投入。もしくは、パスタが茹で上がって麺を上げた後、そのお湯で麺に馴染むくらいに湯通しする。
③パスタを茹で始める。
④オリーブオイルでニンニクを炒め、香りが出てきたらシーフード・野菜類の順で炒める。
⑤バジルペーストを絡め味を整える。
⑥パスタは所定のゆで時間の1分前をメドに火から下ろし湯切りする。
⑦パスタにオリーブオイルを回し、全体をほぐしてから皿に盛りつけ。
⑧具材を上に乗せ、粉チーズを振りかけて出来上がり。
*うちでは最後に焼海苔を刻んでたっぷりトッピングします。
まとめ
春キャベツは組み合わせ自在。いろいろな素材にによく合います。懐が深い!
ささっと作ってたくさん食べましょう。
ちなみに栄養価計算をしてみました。200gは一人でペロリと食べれる量なので、キャベツ200gの場合
生の栄養価を見てみるとカリウムは400mgで1日必要量の1/5、
カルシウムが86gで13%位、
βカロテン100μgで 1日量の約15% 、
ビタミンKに至っては100%です。
あと葉酸も60%以上、
ビタミンCは80%以上を取り込めることになります。
炒めるとカリウム・カルシウム・マグネシウム・リン・ビタミンK・βカロテン・葉酸・ビタミンCなどが軒並み増加します。
ビタミンK・葉酸は100%以上、ビタミンCもほぼ100%です。(1日の必要摂取量の)
銅・鉄・亜鉛などが少ないので、あさりやツナ、しらす、ささみなどと組み合わせたり、βカロテン・ビタミンDがないので、人参やきのこを加えたり、卵でとじたりするとバランスがよくなります。