
15年程前に買った象印のホームベーカリーが、未だに日々大活躍している。
その前には、パナソニックの初期の製品を使っていたので、ホームベーカリー歴ほぼ20年。
長く試行錯誤しながら焼いているうちに、行列のできるパン屋さんとは比べ物にならないくらい美味しいパンが焼けるようになった。しかもヘルシー!
ホームベーカリーのメリット・デメリット
個性的なおいしいベーカリーが乱立する昨今、お取り寄せも充実している。
美味しいパンがよりどりみどり、手間をかけなくてもと思われるだろうが、パンは、材料の問題も大きく、それ以上においしさが比べ物にならない。
毎日一食はパンを食べたいとなれば、自分で作るに限る。
メリット
①材料を厳選できる
国産小麦or国産有機小麦、天然酵母など材料にこだわりがある場合は、自分で選んだ材料で自分で作るというのが必須。
糖質過多になりやすいので、粉ものはなるだけ避けたいが、全くパンを排除するのもさみしい。できるだけ茶色の穀物を多く配合するようにしている。
グルテンアレルギーを持ったお子さんや家族には玄米ご飯と米粉で対応できる。
②基本の食パンレシピを究めておけば後は自在にアレンジできる。
我が家の材料の基本は 〜雑穀・豆入り玄米ご飯をさらに硬めのお粥にし、粉類の二分の一入れる。
全粒粉・強力粉・オリーブオイル少々・砂糖と塩4gづつ、豆乳or牛乳が基本レシピ。
高きびや雑穀の粉を加えることもある。
シャープな食事パンが欲しいときは、乳製品と砂糖は入れず、塩を+1gにする。
いろいろな食材を載せてチーズトーストにすることが多いが、小豆を煮てあんパンにしたり、カスタードクリームパンやシナモンシュガートーストにしたり、自在にアレンジできる。
時間とエネルギーがある時には、生地機能だけ使って成型すればバラエティーに富んだパンができる。
③買い物に出ずとも、食べたい時に焼き立てのおいしいパンが食べられる。
4時間近くかかるが、ある程度の量を冷凍保存しておけばすぐに食べられるし、防災食も兼ねている。
夜、材料を入れタイマーをセットしておけば、朝食は焼き立てのパンも食べられる。
④何より時短!材料を入れスイッチを押すだけで10分とかからない。あとは機械にお任せ。
手ごねで作っていた時は大変だった。こねて、寝かせて、こねて、一次発酵〜二次発酵と1日がかり。
丸一日空いていて、エネルギーの余力がある日にしか作れなかった。
デメリット
①30×20×高さ30センチ程度のスペースが必要
②最近のものは随分静かになっているようだが、タイマーをセットして寝ると、夜中に稼働音をうるさく感じる時がある。
③デメリットとも言えないが、基本的に焼き上がりまで4時間近くかかる。早焼き機能もついているが、ほとんど使わない。
今使っている機種
今使っている象印の機種の前には、パナソニックが初めて出したパン焼き器を使っていた。
多分1980年代の後半に売り出されて、新しい機械好きの父が嬉しそうに焼いていたものなので、20年以上使っていた事になる。
今ほどの頻度では使っていなかったが、それなりに美味しいパンが焼けていた。なかなかの長寿製品。
今使っている機種も15年ほど前の「象印のパンくらぶBBーKT10型」である。
炊いた玄米ご飯入りのパンが作れるのが決め手だった。
今度買う時には、パナソニックの新機種のパンを食べてみたいと思っていたが、いざとなると使いなれた象印は捨てがたい。
自分勝手な配合でも美味しく焼き上げてくれているので、パナソニックでどの程度自由が効くかに不安がある。
15年も使い続けているのでそろそろ買い替えようかと思っていたが、このところあまりに美味しいパンが焼けるので、今の機械を捨てる気にならない。
機械も育つものかもしれない。動かなくなるまで大事に使うことにした。
あると便利な機能と選ぶポイント8つ
電化製品は、なるだけ単純機能の方が良いと思っているが、15年以上使っていて、”この機能があるのは助かる”というものも少なくない。
ホームベーカリーで言えば
①具材の自動投入機能
ナッツなどを入れて焼く場合、入れるタイミングでお知らせ音がなるのだが、その場を離れていたり、他のことに気を取られて気づかなかったりすることが多い。
その点、あらかじめセットしておけば自動で入れてくれる機能はありがたいし、朝の焼き立てを具材入りにしたい場合は必需。
②今使っている機種にはついていないが、イースト自動投入機能も外せないようだ。ドライタイプの天然酵母を使う時には、水分と混じらないよう気を使う。
特に、タイマーを使って”朝焼き立てを食べよう”という時にはついていて欲しい機能だ。
③稼働音は静かなものを
朝、焼き立てを食べたいという家庭ならばここは重要。住環境にもよるだろうが、夜中の3〜4時くらいに稼働音がするのは結構つらいもの。
また、具材やイーストを入れるときや出来上がりのお知らせ音などを消してくれる機能サイレント機能も欲しいところだ。
④タイマーは、焼き上がり時刻の設定ができる時計式タイマーを。
⑤生地コースは必須
たまには、シナモンロールやあんぱんなども食べたくなるもの。そんな時には、一次発酵までしてくれる生地コースが欲しい。
⑥粉の選択では国産小麦・米粉が使えるものを。そして何より肝心なのは炊いたご飯が使えるもの!これは絶対必須。
米粉パンが作れるとうたっているものでもグルテンが必要なものも多い。純粋に米粉だけで作れないと意味がない。アレルギーをお持ちの方は注意を!
⑦その他、ちょっとしたことだが、コードリールがあるのはありがたい。忙しい中でのコードの処理は、思いのほか面倒に感じるもの。
象印にはある。パナソニックにはないようだ。
⑧ほとんど使わない機能もある。最近の機種はオートメニューの数が多すぎて驚くが、日本製品の悪いクセ?多いほどいいような気がしてしまうものだが、一般的に使うメニューは2〜3種類程度では?
今使っている機種ではケーキは硬くて美味しくないし、ジャムは鍋で作った方が手早い。
また、ホームメイドコース、自分で各作業の時間設定をしていく機能はなかなか使わないが、自分感覚の配合で作っている場合には微調整ができる。でも使わない。
早焼き機能も使うことがない。ある程度冷凍庫にストックしておけば済むこと。
今度買うならどの機種がいい?
まずメーカーはパナソニックか象印の2択だと思う。候補となりそうな機種をピックアップしてみる。
パナソニック ホームベーカリー 最高スペックの新機種ビストロ SD-MDX4は、入門編にはオーバースペック。
逆に、長く使っているとより自分なりの使い方が決まってくるので、このメニューの多さは鬱陶しく感じる。
稼働音43dB
MT3のタイプでいいと思っていたが、2026年、これがなくなっているので、MT4一択となる。
パナソニックSD-MT4
独立モード(マニュアル機能)が搭載されていないだけでMDX4と同じ。
・オーブンを目指した加熱で焼きむらなし。
・ドライ天然酵母が使える。
・小麦粉なしの米粉パンが作れる。
・甘酒、餅、うどん・パスタ生地。
・41種のオートメニュー
・国産小麦対応。
・イースト/具材の自動投入機能あり。
象印パンくらぶ BB-ST10
・底面ダブルヒーター
・イースト・具材自動投入機能付き、着脱式で洗えるのがいい。丸洗いできる。
・ホームメードコース付き
・コードリール
・国産小麦コース・天然酵母コース・ごはん入りコース
・稼働音は44dB。
・薄力粉コースができているのでノングルテンの米粉でも実験してみたいところ。
・柔らかい具材も形を残したまま焼き上げることができる。
・餅コースあり。つきたてお餅が食べられる。
結果は?
いろいろリサーチの結果上記の2機種が残った。
それぞれ気になるところは、
①パナソニックは、41種ものオートメニューがあるのが気になる。
自分感覚で材料配合をした場合ちゃんと焼けるのか?許容範囲がどれくらいか?ということが一番心配。
その点、10年も使い続けている象印は実証済みであり、ホームメードコース付きで微調整もできる。
②パナソニックにはコードリールがない。
③パナソニックのイースト・具材自動投入機は取り外して洗えない。
④小麦粉なしの米粉パンが焼ける機能だけは⚪︎だが、象印でもできると思われる。
⑤象印は、ドライ天然酵母を使う場合も、天然酵母に設定すると、時間がかかる分、酵母の量が3分の1の1gでとてもおいしいパンが焼ける。
結果、私の個人的見解は、「象印B B-ST10」一択となった。
日常的にはドライ天然酵母が便利
ドライ天然酵母2種
*ドライ天然酵母で一番美味しく感じるのは”風と光”のドイツもの。
穀物系のオーガニック材料で、パンらしい幸せな香りでとびきりおいしくしく焼ける。
*最近目にするようになって試してみたのは、”とかち野酵母”
帯広畜産大学と北海道農業研究センターの共同開発。
主に十勝地方で採取された花や果実から採取された酵母菌がベースの野生酵母。
クセがなくナチュラル。発酵力もあり美味しいパンが焼ける。
予備発酵不要なインスタントドライイースト(ピンクのパッケージ)と
予備発酵の必要な活性ドライイースト(ブルーのパッケージ)の2種類があるので注意。

