台風の避難時に持って行くものリスト!初めての避難所体験。

台風接近の朝
台風接近の朝

9月18日、台風14号の接近に伴い、初めて避難というものを経験した。

避難するつもりはなかったが、気象庁があまりに脅かすものだから渋々腰を上げた。結局、避難するほどのことでもなかったが、まあ、一度経験しておけば次回シュミレーションできるので、いい経験だったのかも知れない。

古い日本家屋なので、瞬間的にでも50m以上の風が吹くようだと流石に危ない。

直近では、ホテルはどこも満室で、たいした準備もなく公共の避難所に行った。

自治体により用意されるものにも違いがあるようだ。隣町では一人用の簡易テントが用意されていたようだが、この自治体では、ダンボール製の組み立て式パーテーションと足マット素材のような固めの敷きマットに、薄手の毛布だった。

随分立派なアルミの圧縮袋に入っていたが、中はシミが残っているような状態。除菌だけはしてあるのかな? ”これを床に敷いて寝よ”ということね。

ヒガンバナの群生。台風接近の朝 風が強くてブレブレ
広告

公共の避難所に避難する際に持って行きたいものリスト

台風の場合は、まず一泊すればメドが立つのでその点では気が楽。9〜10月が中心シーズンなので、冷房が入っている場合は寒かったり、窓を開けるわけにもいかないので、冷房が入っていなければ蒸し暑い状況も考えられる。どちらにも対応できるように考えておきたい。

今回9月中旬でまだ冷房の時期、自身が冷房で冷えすぎた部屋にいることはないので、暑い想定ばかりしていたら、冷房が効いていて、まず”寒い”から始まった。

着いた途端に持ってくればよかったと思うものが次々と浮かんできたので、今後のために控えておいた。

服装
・半袖Tシャツ + 替え1枚
・パンツ 〜できれば伸縮性のある綿素材で締め付けないもの。細めのタイプ。太めのひらひらしたものは向かない。中川政七商店のモンペのようなタイプも良い。避難所につくまでに濡れそうな場合は替えも1枚持っておく。
・靴下 〜 +替え用1足
・靴 〜 スニーカータイプ 。長靴は身軽に歩けないのでかえって危険。
・小さくたためて洗える大判ストール バスタオルでも可。 寒いときの掛布。
・フード付きウインドブレーカー 〜風雨には傘は持たず、腰が隠れるくらいの丈のものが動きやすくて便利。
*今回暑さを想定してノースリーブで行ったので、終始ウインドブレーカーが手放せなかった。フード付きなのも助かった。

寝具
・寝袋 〜 これは特に神経質な人には必需品。
・アイマスク 〜一応21時には消灯になったが、色々台風の段取りをして、避難所についた時には相当疲れているので、その時点で寝たほうが眠りやすかったりする。
・耳栓
・エア枕

この4点は、次にこういうう状況になった時には忘れないで用意しようと思った。

衛生用品 〜特にコロナ禍のこの時期は神経を使う。
・マスク 〜替えとして3枚
・除菌シート 椅子・机・などの備品などを拭くもの 〜しっかりめのシートタイプ
・除菌シート 手指用は筒型の引っ張り出すタイプが便利
・空間用除菌消臭剤 〜 これは、”A2Care”のような無臭でアレルギー反応が出ないものでないと周囲に迷惑をかけるので注意。
・ティッシュ
・傷テープ
・プロポリス 〜これは個人的必需品 消毒剤や炎症どめとして
・歯ブラシ・歯磨き剤
・化粧品が必要であれば小分けで一式
・バスタオル
・フェイスタオル
・ハンドタオル 3タイプ各1枚
・ビニール袋 〜ゴミ入れ・濡れた物入れ

食料
・水くらいは出ると思うが、とりあえず小さいボトル1本は用意して行こう。
・自分が欲しくなる飲み物があれば、熱いコーヒー・紅茶・お茶などポットに入れて。結構なストレス解消になる。熱い飲み物は欲しくなる!
・好きなおやつ 一口大で個装タイプ。
・必要な回数分の簡単な食事は自分で用意していく。おにぎりや一口大のサンドイッチなどサクッと食べられるもので悪くなりにくいもの。
・紙コップ・スプーン・フォーク ・箸。 簡易のちょっとしたものでいいので入れておくと役に立つ場合がある。

自治体により違うのかも知れないが、今回夕食として配られたのはアルファ米のワカメごはん1パック。水で戻してくださいということで、水だと60分かかるらしい。

今回持っていって正解だったのは、具入りのおにぎり、熱いコーヒー、一口大に切って、爪楊枝を付けていったフルーツだった。

その他備品
・携帯・パソコン・iPad など必要なもの100%充電して。 + 充電コード
・懐中電灯 予備乾電池 〜 台風時は停電のリスクが大きいので必ず持って行く。自宅でも必ずそばに置く。
・ノートタイプのメモ用紙
・筆記具
・広幅マスキングテープ
・本
・保険証
・免許証
・お金

以上、避難しながら思いついたもの、またこういう状況になったら準備してこようと思ったものを書き出してみた。

避難所滞在15時間で感じたこと

今回始めて自治体の避難所に避難させてもらったが、私はほとんど眠れず、台風の目に入り、雨風がやんだ朝方4時前に自宅に戻った。夜中に1キロ程一人で歩く怖さより、自分の家で一息つきたい気持ちのほうが強かった。

家の有り難さを感じるとともに古い戸建てで年を取ることに不安を持ってしまう。

長くマンションで暮らしてきたので、相当大きな地震でもない限り避難するような事態は考えにくかったが、これが築年数の経った戸建てだと状況が一変する。集中豪雨だ!台風だ!地震だ!とその度に一騒動しなくてはならない。

神経と体力の消耗はなはだしい。

このところの気象状況の急激な変化は、「安心して暮らせる住まいとはどんなものだろうか」と考えさせられる。何があっても!00%安全な住まいなどありもしないだろうが、家っていうのは想像できる範囲+α程度の安全は確保したものでなければならない。なかなか難しい。

今回は、避難施設の中でも割と恵まれた、7〜8世帯が入る会議室だったが、小さな子供さんのいる家族や耳が少し悪いのだろう高齢者の家族と一緒であった。

子どもは、ぐずったりお喋りをする度にご家族に「しーっ!」と言われ続け、おばあちゃんは声を発する度に「声が大きい!」と言われ続けていた。

子どもの声は愛らしくほほえましいものだったし、おばあちゃんの話し声も気になるようなものではなかったが、ご家族は周囲に気を使いながら肩身の狭い思いをされたのだろう。

たった1晩の避難でも、立場立場で多くのストレスがある。これが昨今のように、何十日も何ヶ月も続いたらと思うと、改めてその大変さに思い至った。

タイトルとURLをコピーしました