ご飯作りが嫌にならないためのコツと時短の仕組み作り!

ネットを見ていると、毎日毎日のご飯作りが多くの女性にとって大きな負担になっていることを実感する。

たまには外食をしたり、出来合いのもので済ませても、元気に生きていくベースである以上逃れようがない。

子育てをしながら仕事を持っているとなると、男性も家事に参加するようになったとはいえ、よほどうまく段取りしないと行き詰まる。

私も、その時代には2度と戻りたくないと思う反面、今だったらもう少しうまくやれるかもと都合よく考えたりもする。

人間、忙しさの渦中にあるときは混乱状態でうまくいかないことも、その場から離れて俯瞰してみれば、案外整理できることもある。

経済に牛耳られ、大量の情報量に振り回され、多くの不安が取り巻くこの時代、自分軸を持って取捨選択することが必須!必要のないものは切り捨て時間を生み出すことが楽に生きる鍵。

今回は台所仕事がテーマなので、台所の整理整頓から。

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台所の道具類は、日々使うものだけにする。

まず、台所にあるもので、毎日使うものや、たまにしか使わないけどないと困るものだけ残して、ダンボールに詰めていきます。捨てるということではないので、安心してさっさと分別していきましょう。

もちろん捨てるべきものは捨ててしまいます。でも、迷うものは残してOK。

捨てる捨てないで悩んだり、無理に捨てて後悔するよりも、使わないものは生活の邪魔にならない場所にまとめておき、納得のいく時期に捨てる方が効率的です。

そのときに、種類別に分け、内容を表記しておきます。「食器類」「小物類」「鍋類」・・・etc 年に1回くらいは整理しましょう。

ダンボールに詰め込んだものは、納戸や押し入れなど日常生活のじゃまにならないところにまとめておきます。必要になった時には、すぐ取り出せるようにしておくことも大事です。

これだけで、台所作業が随分やりやすくなるはず。ここで定位置を決めます。手順を考え、なるだけ楽に、ストレスなく動ける動線を作り、気づいた時々に修正を重ねていきます。

ごはん作りの作業の整理整頓

毎日やらなければならない作業は、手早く楽にやれるような流れを作り、習慣化しておくことがコツです。

・食材入手
・下ごしらえ
・保存
・自動化 炊飯器・電気鍋・パン焼き機・食洗機・・・
・外注化 宅配・家事代行
・調理
・ストック

これらの作業はある程度まとめてやるように段取りし、毎食の支度は30分以内で終えるよう習慣づけると楽になります。

宅配を使う。曜日を決めて週1回。

大きな時間ロスは何といっても買い物。宅配を使うのが効率的です。メインをひとつと単発でピックアップする業者を1〜2箇所持っておくと便利です。

在庫切れは気づいた時にメモしておく

・目に入りやすく書きやすいところにホワイトボードや黒板を貼っておき、気づいた時にすぐにメモしする習慣をつける。

・週一でリセットしていくと冷蔵庫や台所周りの整理整頓にもつながり、いい状態を維持できます。何事も溜め込むと手間がかかるもの。

注文する時には大体の献立を考えておく

5日分くらいをざっくり考えておけば大体一週間なんとかなります。

食材が届いた日は下ごしらえの日

週イチでまとめて料理の下準備

下ごしらえに時間と労力を取られるのは辛いのですが、この日はちょっと頑張って、その他のことで手を抜きましょう。

なので、食材の届く日を自分で決められるようだったら、休日の前の日が適当かもしれません。

・家族の人数によりますが、1週間分を洗ったり、切ったり、湯がいたり、小分けしたりすると1〜2時間は取られます。

・食事支度の中で一番負担になるのが洗って切る作業。寒くなると特に億劫なもの。冷凍しても問題のない野菜は、切って冷凍しておきましょう。その際、味噌汁の具・シチューやスープの具は一回分づつ小分けしておくと便利。

・大根など水分の多い野菜は食感が悪くなりますが、汁物やブレンダーをかけてポタージュ化するものは問題なし。

・肉や魚も切って下味をつけたり、火入れをしておいたり・・・。素材によって適切な処理をしておくと日々の手間が省けて格段に楽になります。調理までして冷凍しておいても良い。

・牛肉は、生姜の千切りと一緒に炒め煮して佃煮風にしておくと、佃煮としてそのまま食べられるし、玉ねぎと一緒に牛丼に、ビビンバやナムル、根菜のきんぴらに加えても美味しい。

この部分限定で、家事代行を使うのも賢いやり方だと言えるでしょう。週2時間と決めて、作業内容と段取りを自分が使いやすいように指定しておけば、いちばん大変な部分の手抜きができます。

必ず常備しておく食材

出すだけで一品になるものは必ず常備

・豆腐・納豆・ぬか漬け うめぼしなど漬物類・焼海苔・しらす・海藻やちりめんじゃこなどを使ったふりかけ類・佃煮類・明太子・オイルサーディン、サバ缶、鮭缶など、出すだけで一品になるものは常時ストックしておきます。

乾物は重要な栄養源。必ずストックしておく食材

・高野豆腐 ・切り干し大根 ・ひじき ・芽ひじき ・あずき、うずら、金時、白花、いんげん、黒豆、大豆などの豆類 ・そば乾麺 ・パスタ ・干し椎茸 ・寒天 ・ゼラチン ・ゴマ かつおパック ・焼海苔 このあたりは切らさないよう常備します。

ご飯と、味噌汁orスープだけは必ずある状態にしておく

・家族がいる場合はなかなか難しいが、一人暮らしであれば、味噌汁とご飯があれば、常備品でそれなりにバランスの取れた一食になる。外食をしたり、惣菜を買ったりする手間も省けます。

・朝、炊飯器の予約を入れて出かける習慣や、冷凍庫にご飯のストックを欠かさないように習慣づけます。

・味噌汁やスープは、前日の夕飯の支度の時に、具材に火を通すところまででも済ませておけば、朝は味噌をたてる、塩コショウするだけで出来上がります。汁物は朝晩兼用でもいいと思います。

・フリーズドライやレトルトをストックしておくのもたまにはアリです。最近おしゃれなスープもでています。たまにはそんなモノもちょっとした楽しみになります。

保存の効くおかずは多めに作り、次の日の一品にする

・日持ちするおかずは少し多めに作り、次の日の副菜にしたり、アレンジして別バージョンにしてもいい。同じものでも2日連続までは大丈夫。

・ご飯と汁物と常備菜と何かしら一品あれば、後はメインになるものを用意するだけ。随分と気が楽になります。

早め早め・多め多めの作業

・朝食の準備時にはついでに出来る昼夜の段取りを、夕食の支度時には次の日の段取りを入れ込むなど、ついで仕事で次の段取りをする癖をつけておくと、時間に追われてイライラということが減ります。負担になるような無理なことはしない!

やることをルーティン化しておく

・季節により旬の野菜も変わり、食べたいものもだいたい固定化する。例えばこれからの寒い季節には、おでん、鍋物、シチュー、グラタン、ドリア、豚汁、丼もの・・・など。曜日ごとにメイン料理を決めておいたり、肉、魚、貝類、ご飯物、麺類など大まかな主材料を決めておくのもあり。

・副菜には、旬の野菜と乾物を利用する。

寒い時期には体を温める根菜類をしっかり食べたいので、根菜のきんぴらは毎週作っておきたいものの一つ。

ごぼう・れんこん・人参などを炒め煮するが、ひじきやこんにゃく、肉類を加えてもおいしいし、栄養バランスも取れます。弁当のおかずにもなるので多めに作っておくと便利です。

寒い時期に細千切りにするのは辛いので、私は半割の斜め薄切りにします。

栄養バランス=季節の食材と多品目

栄養バランスは、厚生労働省が出している日本人の食事摂取基準を一度把握しておくと指針になるが、日常的には季節の野菜・果物・魚介類・きのこ類・乾物類・タンパク源をバランス良く多品目食べればOK。

調味料には、味噌・しょうゆ・塩麹・海水塩・だし昆布・いりこ・干し椎茸などを使って調理していれば、栄養価的にそう外れることはない。

まとめ

忙しさの渦中にストレスなく食事の支度をこなし健康を維持するには段取りが必要です。

毎週食材の届く日に、1〜2時間程度を使って段取りしておけば、かなりスムーズに余裕を持って過ごせるのではないでしょうか。

その日は、冷蔵庫整理日として残っているお惣菜や常備品で済ませても良しとします。

やることを習慣化していくと改善点も見えてくるので、自分にとってより効率的で楽なシステムへと修正していけるようになるはずです。

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