以前にもシャンプーのことを書いたが、https://atsuhi.com/shampoo/
長年愛用していたシャンプーがブランドごと日本市場から消え、コンディショナーも使っていたタイプがなくなってしまい、次が決まらないままでいる。
シャンプーはビオチン系のさっぱりしたタイプが好きなので、とりあえず手頃だったアバロンを使ってみたが、成分を確認せずに買ったので、使い始めてから硫酸系が入っていることに気がついた。
硫酸系の界面活性剤が使われているシャンプーの洗い心地
とにかく泡立ちがよく、スッキリ洗えて爽快。数カ月間、石鹸系のシャンプーを使っていたので、最初の数回は香りも水キレもよく、洗い心地の良さに感激していたが、4回目くらいから、これは長くは使えないな〜と感じていた。洗浄力が強すぎる。
硫酸系は、皮膚刺激性、タンパク質変性、キューティクル剥離性が強いとされている。
「ココアルキル硫酸Na」なので、ココナッツ由来ということになる。石油系の合成界面活性剤「ラウリル硫酸Na」ほどの刺激はないとはいううものの、生成過程はそれほど変わらないらしい。
アレルギーや敏感肌、年齢の高い人は、植物由来とはいえ硫酸系は避けたほうが無難というもの。
ただし、脂性肌で整髪料を使っていて、髪質もしっかりしているような男性であれば、周期的に入れ込んでいくと効果的ではないだろうか。爽やかな洗い心地が好まれるかも。
欧米系のオーガニックブランドではココアルキル硫酸Naを使っているものもがままある。
硬水でも泡立ちやすいからかもしれない。植物由来ということで、BIO認定の除外成分にはなっていない。
これはまずい!
長くは使えないなと思いながら、なかなか次を探す時間もなく、半年近く使ってしまった。
これはまずい!という所まで来てしまった。
髪が細くなってしまった?キューティクルが剥がれ落ちた?全く落ち感がなくホアホアした?質感。絡みやすく、触るのも嫌になってしまう。
もともとしっかりした髪質なので、短期間でこうも髪質が変わると恐ろしい。
またも、一時的なつなぎ商品として何かしら選ばなければならない。
セラピーフォーミュラのビオチンタイプを試してみての感想!
今回はiHarbでセラピーフォーミュラのビオチンタイプにしてみた。
これもココナッツ系ではあるものの界面活性剤が5〜6種類入ってることや、一番目の水が、脱イオン水であることが気になっている。
界面活性剤は3種類程度に抑えたタイプが好ましい気がする。
ただ、2番目の有機アロエベラ葉汁と三番目にビオチンがきていることで一本だけお試ししてみることにした。
さて、1ヶ月ほど使ってみた感想は?
・まず、洗い上がりはさっぱりしていて気持ちがいいが、やはり洗浄力は高すぎる感あり!洗ったあとのきしみ感が強い。アメリカ製品は概して洗浄力が高い。
・コンディショナーを使うと、流石に指は通るようになるが、十分ではない。コンディショナーだけでも早く変えたほうが良さそう。
・ドライヤーをかけると、ある程度の落ち感はでるがやはりきしみがち。
・これが、洗って2日めくらいからツルツルのいい感じになってくる。なので、4日に一度洗うくらいにして置かないとダメージが大きそう。
・ただ、アバロンでホアホアになっていた毛質が随分しっかりと落ちるようになってきた。ビオチン効果あり?!
・フォーミュラのシャンプー・コンディショナーは、液が随分固い。素人考えだが、界面活性剤の割合が多すぎるのではないかな〜
硫酸系の界面活性剤は避けるべし?!
やはり、アレルギーや敏感肌の人はもちろんだが、一般的には硫酸系の入ったシャンプーは避けたほうが無難。iHarbでも硫酸系成分不使用の表示が多いので、業界としても問題意識が有り、排除していく傾向にはあるようだ。
パーソナルケア商品に関しては、シュタイナー系を好んでいるが、シャンプーだけは、もう少しスッキリ洗いたくて、ついアメリカ製品になってしまう。
アメリカのシャンプーはスッキリ洗え、ヨーロッパのコンディショナーはしっとりなめらかに仕上がるので、シャンプーはアメリカモノ、コンディショナーはシュタイナー系が個人的にはしっくりきている。
気候とか食べ物で体質の違いもあるし、水質も違うので、本当は日本で作られたものがいいのだが、パーソナルケア商品に関しては何となく?敬遠している。未だこれというものを見つけられない。
日本は食品に関してはとりあえず有機認証マークがあるが、これも真剣に農業に取り組んでいる人にとっては信頼に足るものではないようだし、食品以外の商品に関しては信頼できるオーガニックの認証機関もいまだないようだ。
髪質は使っているシャンプー・コンディショナーの影響も大きい
ある程度の年齢になると髪が細くて落ち感のない、艶のない髪の人をよく見かける。殆どの方たちは年齢のせいだと思っているのだろうが、シャンプーの成分をチェックしてみることも必要かも。同じ商品を使い続けるのも良くない。
洗剤系や化粧品などのパーソナルケア商品は、体に何らかのダメージを与えることは間違いない。ただ、気持ちよく暮らすためにはなかなか排除もできない。
あまり神経質になると生きづらくなってしまうが、生きている限りはできるだけいい状態で気持ちよく生きていたい。
専門家ではないので、細かく調べるのは時間もかかるしストレスになるが、ポイントだけ押さえて自分なりの選択眼を持っていれば、ある程度取捨選択できる。
パーソナルケア商品に関しては、界面活性剤の種類と特性を把握しておくと自分にあった製品を選ぶ手立てとなる。